中国アルミ2次合金輸出価格1700ドル割れ後も下げ含み

2016/01/21


 海外バイヤーからの需要減の影響を受け、中国の2次合金塊輸出価格は今週に入り、トン当たり20?30米ドル下落してトン当たり1,670?1,690米ドル(CIF日本)で推移。

 1月に入り現在までに輸出価格はトン当たり40?50米ドル下落し、川下のバイヤーは様子見状態となり、取引量は低迷。需要回復の兆しのない中、来週には価格はさらに下落するものと見ている。

 浙江省のアルミ2次合金メーカーによれば、20日のオファー価格はトン当たり1,680米ドル(CIF日本)だったが、取引成立はなかった。「今週に入り、トン当たり1,675米ドル(CIF日本)前後でわずか100トンを販売したにとどまっている。価格は先週比でトン当たり約25米ドル下げたのだが」とのこと。1月に入りアルミ合金塊輸出価格が下落し続ける中、海外のバイヤーは必要分の調達にとどまっている。

 このメーカーの2次アルミ合金塊の年間生産量9万トン。12月の生産量は約3,800トンで、前月比マイナス4,500トン。12月の輸出量は約3,000トンで、前月比マイナス500トン。全輸出量の60%を日本向けが占める。現在の手持ち在庫は約300トン。

 広東省のアルミ2次合金輸出業者も、今週のアルミ2次合金輸出価格の下落を認める。「昨日サプライヤーから、先週よりトン当たり30米ドルほど安いトン当たり約1,670米ドル(CIF日本)でオファーを受けた。今後、輸出価格はさらに下落が見込まれるため、今週は購入を見送った。先週はトン当たり1,700米ドル(CIF日本)で50トンほど調達している」。需要低下が価格下落を招いていると指摘。

 この業者のひと月当たりのアルミ2次合金塊調達量は2,000トン前後。12月の調達量は1,800トン程度だった。この2週間ほどほとんど調達を行っていないことから、1月の調達量は1,000トンまで減少するものと見ている。現在、手持ちのアルミ2次合金塊在庫はない。

(IRUNIVERSE Sasaki)

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