歴史的な相場の転換期になる2015年8月最終週

2015/08/24

 この1週間(8/24〜8/28)は国際商品市場にとって歴史的なターニングポイントに入ることになると予想する。
季節は足早やに秋へと移り変わろうとしているが、資源商品市場もまた新たな局面を迎えている。端的に言って一段安は避けられない情勢であり、24日午前の段階で新たなステージに入ったことを確認した。

 先週来、中国株安〜世界同時株安へと至る流れが出来上がっており、これに工業用金属も敏感に反応している。加えての原油の値下がり傾向も金属相場をさらに下へと導いている。おそらく、この続落基調はしばらく続き、下方硬直性は強まっていき、長期にわたって相場低迷期は続くことになろう。つい最近である今年5月の相場水準にすら戻るにも数年かかるだろう。

 週明け24日は早くもありとあらゆる金融市場異変とに混乱が生じ、売りが売りを呼ぶ展開になっている。
日経平均株価は一時19,000円(日本時間で24日午前、以下同)を割り込んだ。国際原油相場は40ドルを割りこみ、銅相場は難なく5,000ドルを割り込み、ニッケルは10,000ドルを割り込んでいる。小規模なブラックマンデーとなっている。

 しかしMIRU.comでは従前から述べているように、資源相場はすでに資源バブル前の相場水準に戻る力のほうが強く、今は6年ぶり、7年ぶりの安値が2003年の資源バブルの夜明け前の相場水準に戻りつつあることからすると、今の全面安はあらかじめ予想できた下落である。

グラフ


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(IRUNIV Y.Tanamachi)

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