ナパック社 最大エネルギー積20MGOeをもつ異方性希土類圧縮成形ボンド磁石を開発

2015/05/20

 粉末冶金、希土類ボンド磁石製品製造のナパック株式会社(長野県駒ケ根市)http://www.napac.co.jp/はこのたび、最大エネルギー積20MGOeをもつ異方性希土類圧縮成形ボンド磁石を開発したことを発表した。

写真 同社のプレスリリースによると
異方性希土類圧縮成形ボンド磁石Nd 系の高保磁力異方性磁性粉が開発され一部で応用され量産化が進んでいるが、圧縮成形においては汎用的な異方化成形技術が十分に確立されておらず、応用範囲が広がっていない。

 ナパック社では、これまで培ったコンパウンド、成形技術を基に、適切な樹脂の選択や、磁石粉末と樹脂の分散性を高めた作製方法を研究し、常温にて異方性化し易いコンパウンド作製技術を開発した。

 そして世界で初めてこのコンパウンドを用いた、ボンド磁石としての汎用的な「磁場中プレス法」による低圧荷重での成形が可能な圧縮成形技術を作り上げることに成功。これにより射出成形では得られなかった高磁気特性磁石の提供を広げるとともに、さらなる技術の確立を目指しているという。

 この異方性希土類圧縮成形ボンド磁石は、小型の高トルク、高回転モータに適した磁石だが、サーボモータ、スピーカー、センサー等にも応用可能で、汎用性の高い商品といえる。

 同社が現在量産にて提供中の、圧縮成形による異方性ボンド磁石としては、(BH)max15MGOe が最大だったが、今回の開発品は、最大で(BH)max20MGOe の磁気性能を持つ磁石となる。

 ナパック社によると、現在は試作対応が可能とのことで、今後1 年ほどをかけて量産プロセスの確立を行っていく予定だとしている。

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(IRuniverse)

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